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北九州市・藍島の「さくらねこ」 耳の形は見守りの証し (3/4ページ)

2014.11.25 16:03

「ニャニャニャ…」。なにやら内緒話?_藍島隧道(あいのしまずいどう)付近で見かけた仲良しの2匹=2014年10月29日、福岡県北九州市小倉北区の藍島(尾崎修二撮影)

「ニャニャニャ…」。なにやら内緒話?_藍島隧道(あいのしまずいどう)付近で見かけた仲良しの2匹=2014年10月29日、福岡県北九州市小倉北区の藍島(尾崎修二撮影)【拡大】

  • 近寄ってもへっちゃら。島の人々から大切にされているのがわかる=2014年10月29日、福岡県北九州市小倉北区の藍島(尾崎修二撮影)
  • 島民の協力で数カ所に設けられた餌やり場は観光客がネコとがふれ合うことのできるスポットだ=2014年10月29日、福岡県北九州市小倉北区の藍島(尾崎修二撮影)
  • 耳にはサクラの花びら。藍島(あいのしま)で穏やかに暮らす猫=2014年10月29日、福岡県北九州市小倉北区(尾崎修二撮影)
  • 藍島(あいのしま)で暮らすネコたちの多くは不妊治療を施された印として耳をV字にカットされている。その耳が、まるでサクラの花びらのようだとして「さくらねこ」と呼ばれる=2014年10月29日、福岡県北九州市(尾崎修二撮影)
  • 福岡県北九州市小倉北区の藍島(あいのしま)

 藍島でネコの“世話人”として活動してきた島民の女性は「ネコも犬も、好きでも嫌いでもない。でもね、生まれてきた命をむざむざ病気とかで死なせるのは嫌なのよ」と話す。

 「これが“成功”で“最高”だとは思わないけれど、なにもしなければ“最悪”だったんじゃないの」この一言に、島民の間でも賛否両論があったことがうかがえる。取材時にもTNRを否定する声を耳にした。確かに子ネコが見られないのは、ネコ好きには寂しいことなのかもしれない。

 それでも現在、個体数をコントロールされた藍島のネコたちは、一代限りの“猫生(にゃんせい)”を、穏やかに過ごしている。同様の問題を抱える各地の“猫島”にも大いに参考になるはずだ。

 10月中旬、個人宅の玄関前にキャリーバッグに詰められたネコが置き去りにされるという出来事があった。添えられた手紙には、飼い主がネコアレルギーを発症したので引き取ってほしいと記されていた。飼いネコが先住の野良ネコに混じって幸せに生きていけるはずもない。島民も「ネコ捨て場じゃない」とため息をつく。

「動物の遺棄・虐待は犯罪です」

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