状況を危惧した来島者によってさまざまな支援の動きがあったが、現在はフェースブックのコミュニティー「藍島の猫見守り隊」が島のネコたちの大きな支えになっている。この団体が、島内の民家を訪ねて協力を仰ぎ、餌やりなどのマナー順守を促すポスターを作成・掲示した。
その甲斐あってマナーは向上、次のステップとして始まったのが「今ここに生きている猫たちが嫌われ者にならずに暮らせるように」という思いを込めた活動だ。藍島にいるすべてのネコの数は把握されていないが、地域の協力のもと、これまでに114匹のネコに手術が施されたことが確認されている。
≪奔走する人間 尻目にのんびり≫
「地域の方々のご尽力と、励ましてくださった皆様のおかげで、ここまで来られました。私一人の思いではどうすることもできませんでした、本当に感謝です」と「藍島(あいのしま)の猫見守り隊」のメンバーは話す。