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「清貧」伝える聖人の街 イタリア・アッシジ (3/3ページ)

2014.11.25 16:35

聖フランシスコが眠るアッシジの聖フランシスコ大聖堂。秋でも多くの訪問客でにぎわっていた=2014年10月11日、イタリア・ウンブリア州アッシジ(宮下日出男撮影)

聖フランシスコが眠るアッシジの聖フランシスコ大聖堂。秋でも多くの訪問客でにぎわっていた=2014年10月11日、イタリア・ウンブリア州アッシジ(宮下日出男撮影)【拡大】

  • 聖フランシスコの生涯を描いたフレスコ画の一枚。脱いだ着衣を父に返して、世俗世界からの別れを誓った場面=2014年10月10日、イタリア・ウンブリア州アッシジ(宮下日出男撮影)
  • 聖フランシスコの生涯を描いたフレスコ画28枚がある聖フランシスコ大聖堂の上層階内=2014年10月10日、イタリア・ウンブリア州アッシジ(宮下日出男撮影)
  • 山腹に広がるアッシジの街。要塞のように築かれている=2014年10月11日、イタリア・ウンブリア州(宮下日出男撮影)
  • 聖フランシスコ大聖堂近くの土産物店では、聖フランシスコと現法王をあしらった飾り物も見かけられた=2014年10月11日、イタリア・ウンブリア州(宮下日出男撮影)
  • イタリア・ウンブリア州アッシジ

 「フランシスコ」への思い

 「われわれの街の聖人が法王の名前に使われるのは、とても誇りだ」。大聖堂近くの土産物店の男性店主(71)はうれしそうに語る。歴代法王で「フランシスコ」を名乗った例はないだけに、現法王がその名前を選んだときは「大きな驚きだった」と振り返る。

 「名前には代々、法王が目指す政策が込められている。現法王も名前が持つ意味の通りにやっていると思う」とも男性店主は語った。

 ノーベル平和賞受賞者にパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)が決まった直後の10月初旬、バチカンにも足を運んでみた。サンピエトロ広場には多くの人が集まり、周辺の土産物店では笑顔の法王をあしらったTシャツなど、さまざまな関連グッズが店頭を飾っていた。

 フランスからバチカンを訪れた男性科学者(52)は「現法王は教会の歴史の新たな1ページを開いた」と評価した上、平和賞については「今後も受賞のチャンスはあるよ」。一方、ある土産店の女性従業員は「法王は人を助けることが努め。それを果たしているだけだから、受賞しなくていいのよ」と笑顔を見せた。(宮下日出男、写真も/SANKEI EXPRESS

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