一方、訪米中のデービッド・キャメロン英首相(47)は24日、イスラム国に対するイラクでの空爆参加の承認を求めるため、26日に議会を緊急招集することを表明。国連総会で「悪を打倒するため世界は団結しなければならない。英国は一翼を担う」と強調した。連立政権を組む自由民主党に加えて最大野党の労働党も支持を示しており、承認される見通し。
オランダとベルギーも24日、イラク領内でのイスラム国空爆に参加するため、それぞれF16戦闘機6機を派遣する方針を決めた。(ニューヨーク 黒沢潤、ロンドン 内藤泰朗、ベルリン 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)
≪米大統領、包囲網構築を完了 「死のネットワーク」壊滅訴え≫
国連本部では24日、シリア領内で続く「イスラム国」への波状的な大規模空爆と同時進行する形で、安全保障理事会の首脳級会合が開かれた。オバマ米大統領にとり、自ら議長役を務めた首脳級会合は対イスラム国の主要な外交舞台であり、国際包囲網構築の外交作業はひとまず完了した。