日本はコロンビア戦では、ゴールラッシュを期すしか活路がない状況だ。アルベルト・ザッケローニ監督(61)が強調する「勇気とバランス」が問われる集大成の一戦になる。窮地にあっても、日本の大黒柱である本田は「奇跡を信じている。その先に自分が発言してきたこと(W杯優勝)がかなう可能性もゼロじゃない。今も信念は曲げるつもりはない」と言い切った。
右サイドでの先発出場が予想される攻撃のキーマン、岡崎慎司(28)は22日、明るい表情で練習場に姿を現し、「考えることには疲れた。もう無心でやる。無心でボールを受け、少しでも前に運ぶ」と、吹っ切れたような表情で話した。
指揮官は「走り勝て」
練習前のミーティングでザッケローニ監督が訴えたことはシンプルだった。「相手のことを考え過ぎず、今まで4年間やってきたことを思い切って出そう」「走り勝とう」