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「美味しんぼ」問題から分かった3つの真実 渡辺武達 (1/4ページ)

2014.5.28 11:20

書店に並ぶ、漫画「美味しんぼ」が掲載された「週刊ビッグコミックスピリッツ」5月19日発売号=2014年5月19日、東京都内(共同)

書店に並ぶ、漫画「美味しんぼ」が掲載された「週刊ビッグコミックスピリッツ」5月19日発売号=2014年5月19日、東京都内(共同)【拡大】

  • 福島県南相馬市、双葉郡浪江町、双葉郡双葉町、東京電力福島第1原発、双葉郡大熊町、双葉郡富岡町、双葉郡楢葉

 【メディアと社会】

 東京電力福島第1原発を訪問した後に主人公が鼻血を出すなどの姿を描いた小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載されている漫画「美味(おい)しんぼ」(作・雁屋哲(かりや・てつ)、画・花咲(はなさき)アキラ)をめぐり、政府の官房長官や政権政党の幹事長が記者会見で、「言論の自由の大切さはよく理解しているが、真実でない表現でいたずらに不安をあおるのはよくない…」などと批判して問題になった。小学館は、5月19日発売号で、一連の問題に対する見解をまとめた。

 何が本当なのか

 この漫画は、新聞記者の主人公と、その父である料理研究家との親子の葛藤を絡ませて、「食」をテーマとし、絶大な人気を誇り、これまで全110巻が発刊され、計1億2000万部を売り上げた大ベストセラーである。

 4月28日発売号の「福島の真実」編で、主人公が鼻血を流すシーンが描かれたほか、実名で登場した福島県双葉町の前町長が「福島には住んではいけません」などと発言。政府関係者だけでなく、福島県知事ら首長が猛烈に反発し、原子力学者やメディア、住民を巻き込んだ論争となっている。

真実でないなら、「プロパガンダ」として批判しなければならない

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