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「反動減ない」「想定の範囲内」62% 消費税増税 企業アンケート (1/4ページ)

2014.5.2 10:00

大企業が取引先に対して消費税増税分の価格転嫁を拒むことは違反行為であることを周知させるイベントで、スピーチする田中良生経済産業政務官。産経新聞社のアンケートでは、少なくとも大企業の多くは増税後の反動減を深刻に感じていないことが明らかになった=2014年4月29日、埼玉県蕨市(三塚聖平撮影)

大企業が取引先に対して消費税増税分の価格転嫁を拒むことは違反行為であることを周知させるイベントで、スピーチする田中良生経済産業政務官。産経新聞社のアンケートでは、少なくとも大企業の多くは増税後の反動減を深刻に感じていないことが明らかになった=2014年4月29日、埼玉県蕨市(三塚聖平撮影)【拡大】

  • 消費税増税後の需要の状況=※主要企業123社にアンケート実施(産経新聞社調べ)
  • 消費税率の10%への引き上げをどう判断すべきか=※主要企業123社にアンケート実施(産経新聞社調べ)
  • 2014年度の国内景気=※主要企業123社にアンケート実施(産経新聞社調べ)
  • 国内景気の懸念材料(複数回答)=※主要企業123社にアンケート実施(産経新聞社調べ)

 消費税率が8%に引き上げられてから5月1日で1カ月が経過した。産経新聞社は主要企業123社にアンケートを実施。増税後の国内需要の状況について、6割超の企業が「反動減はまったくない」や「想定の範囲内だった」と回答した。また、今年12月に判断される消費税率10%への引き上げの是非については、過半数の企業が「引き上げるべきだ」とした。

 消費税増税後の需要状況について37%の企業が「想定の範囲内で反動減がった」と回答。「高額品を中心とした売り上げの減少があった」(小売り)との回答もあったが、「前回の消費税増税時ほどの落ち込みにはならない」(鉄鋼)など、「業績に与える影響は大きくない」(食品)との意見が目立った。「反動減はまったくない」とした企業も25%に達した。

 「想定より大きい反動減があった」と回答した企業は2%で、「商談の長期化や反動減が発生しており、4月以降も反動減が続く」(住宅)と強い警戒感を示す回答もみられた。

〝引き上げありき〟を懸念する意見も

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