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1日100件 「便乗値上げ」相談殺到 増税から1週間 消費者に不満や戸惑い (1/4ページ)

2014.4.9 10:45

消費税増税の各業界への影響=2014年4月8日現在、※売り上げは4月以降の前年同期と比べた増減。消費者庁の相談窓口に便乗値上げなどに関する問い合わせが4月1~5日に474件

消費税増税の各業界への影響=2014年4月8日現在、※売り上げは4月以降の前年同期と比べた増減。消費者庁の相談窓口に便乗値上げなどに関する問い合わせが4月1~5日に474件【拡大】

 4月1日に消費税率が8%に引き上げられて以降、消費者庁の相談窓口に「便乗値上げではないのか」といった消費者からの問い合わせが1日100件ペースで殺到していることが8日分かった。増税前の駆け込み購入の反動で、家電量販店や百貨店の売り上げは前年同期比で1~3割減少。1997年の前回増税時と比べ反動減は少ないとの見方もあるが、生活必需品などの値上がりを実感した消費者には不満や戸惑いが広がっている。

 8日発表されたことし3月の景気ウオッチャー調査でも、景気見通しを示す指数が東日本大震災の発生時以来の低水準となり、事業者の不安も根強いようだ。

 消費者庁への相談は4月1~5日で計474件に上った。うち364件は便乗値上げに関する内容で、大半が消費者からだった。窓口を設置した昨年(2013年)10月からの累計は2395件で、便乗値上げ関連が1661件に上る。「入浴施設で増税分以上に料金が上がった」などと値上がり幅の大きさに疑問を示す声が多い。消費者庁が便乗値上げと認定したケースはまだないが、悪質な場合は関係省庁と連携して業者を指導する。一方、4月1~7日の大手百貨店の売上高は高額品を中心に落ち込んだ。三越伊勢丹ホールディングスの主要3店は前年同期比で約1割減、J.フロントリテイリングは主要9店で約20%減。高島屋は18店で25.3%減、そごう・西武は24店で約15%減となっている。

高額品の落ち込み大きく、業界に明暗

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