ただ、市場では「李克強(り・こくきょう)首相は改革路線を微妙に軌道修正し、景気回復のため住宅市場の過熱を容認するはずで、不動産は“買い”が続く」(業界関係者)との見方が強く、高騰に拍車をかける。
需要と供給の関係で決まる市場原理から踏み外したところで上昇が続く中国の不動産。バブル崩壊が一気に来るのか、部分的に始まるのか。あるいはバブルまで飲み込む勢いで膨張が続くのか。
地方政府や影の銀行に連なる闇の経済…。どこからか不気味な笑い声が聞こえてくるようだ。(上海 河崎真澄/SANKEI EXPRESS)