子供の野菜嫌いを解消するコツ 調理は苦手な理由に合わせて (1/4ページ)

2016.10.8 17:07


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 ピーマンやトマトなど野菜が嫌いな子供は少なくない。しかし、味付けや調理法を工夫すれば、食べられるようになることもある。専門家に子供の野菜嫌いを解消するコツを聞いた。(油原聡子)

 「緑色が怖い」

 「好き嫌いなく食べてほしいのですが」

 東京都板橋区の会社員の女性(45)は、長女(5)の野菜嫌いに悩んでいる。

 「緑色が怖い」とピーマンや葉物野菜を受け付けない長女。それなら、と細かく刻んだピーマンをハンバーグに混ぜてみたが、「苦い…」と食べなかった。

 トマトも酸っぱいものは吐き出し、皮付きのナスのみそ汁にも手を付けない。

 「保育園からも注意されているが、どうしたらいいのか」とため息をつく。

 味覚が発達途中

 「子供の味覚は発達途中。酸味や苦味が苦手なので、野菜嫌いになりがちです」。子供の食育に詳しい管理栄養士の太田百合子さんはこう話す。

 太田さんによると、味覚の発達は生後3~5カ月頃に始まり、経験を重ねながら10歳頃まで続く。

「トマトは、酸味の強い種の部分が苦手なことが多い」

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