結果は……。予想外の11社から連絡がありました。「一度お会いしましょう」という連絡が次から次に来て、処女作から出版社を選べる立場でスタートできたのです。
これも、1社送ってダメだから次と考えていたら、精神的ダメージが大きいものです。大切なことは確率論で考える。そして、大量行動する。
一定のクオリティを持つことができれば、ことわざの「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」は正しいと思います。
それが証拠に、私の体験を話して「本を出版したい」という人の相談に乗った際、「まずは30社に企画書を送ろうと」とすすめました。すると、どんなに低い確率でも6%の返答率。つまり、2社からは返答があったのです。
何もしないと、「いつか本を出したい」という夢のまま終わるものが実際行動してみると、2社の出版社と直接話ができる現実が到来するのです(最終的に、全員、初出版であるにも関わらず10人中6人が書籍化にゴーサインが出ました)。