ところが、15社目の情報システム担当者は「じゃあ、一度お話をお聞きしましょうか?」と言ってくれたのです。私は毎日午前中は電話アポを取りました。その経験で分かったことは、30件に1回はアポが取れるという確率です。つまり、30回じゃんけんをすれば1回はOKがもらえる。
このように考えれば、29回断られることのダメージが少なくなったのです。
▼なぜ初出版の企画に11社が殺到したか
私は、今でこそ10冊の本を書き、出版のご依頼をたくさんいただきますが、6年前の処女作を書く時には、出版界に一切人脈や知り合いはいませんでした。
そこで、私が構築した「続ける習慣メソッド」に興味を持ってくれる出版社を探すべく、じゃんけんの法則を適用しました。飛び込み企画の郵送物は、なかなか目を通してくれないのが業界の常。でも、見てくれる人もたまにいる。ならば、たくさん企画書を送ろうと、自分が大好きな本をリストアップし、33社の出版会社に企画書を郵送したのです。