一人親家庭の教育資金 早めの準備、国や大学の「支援策」活用を (2/4ページ)

2015.12.6 07:15

 厚生労働省のまとめによると、母子世帯の平均就労収入(平成22年)は年181万円。父子世帯でも360万円で、男性全体の平均給与所得(同年、507万円)を大きく下回る。一人親世帯の子供の大学・短大進学率は23・9%で、全世帯平均の半分程度だ。

 奨学金、ローン利用

 セミナーで講師を務めたファイナンシャルプランナー、新美昌也さんは「特に離婚などで突然一人親になった人は、最初から『大学なんて無理』と思ってしまう人が多い。でも、お金だけを理由に進学をあきらめる必要はない」と話す。

 まず奨学金は、(1)返済不要の給付型(2)無利子の貸与型(3)低利子の貸与型-の順で検討する。(1)は神奈川大の給費生試験制度や電通育英会の奨学金など、各大学や企業のものが代表的だ。(2)、(3)は、日本学生支援機構の第一種、第二種奨学金などがそれぞれ該当する。

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