■連載/あるあるビジネス処方箋
部下からすると、上司というものは、存在、言動、性格すべてにおいて、気になるものだ。もちろん、仕事の指示や命令には従うべきだが、中にはあまり深い関係にはならないほうがいい人もいる。例えば、上司の中には、一緒に食事をしたり、酒を飲んだりして、あなたの警戒心を解いてから、いいように使おうとする人もいる。いったん、そのような関係になると、知らないうちに主従関係のようなものができあがり、歪な関係になる。今回は、部下が“深入りしないほうがいい”上司の特徴を紹介したい。私の会社員時代の経験や、取材先で知り得たことを元にしたものだ。参考にしていただきたい。
1.あなたのことを否定し続ける
あなたをことあるごとに否定する上司とは、距離を置くか、縁を切ったほうがいい。少なくとも、絶対に深入りしないほうがいい。「ことあるごとに」とは、例えば、週に何度も「君はダメだな」「君には安心して仕事を任せられないよ」などと言うようなことだ。こういう言葉は、わざわざ何度も使うものではない。それでも繰り返すようなら、必ず、何かしら意味があるはずだ。
たいていの場合、こういった上司は以前からあなたのことを気に入らないか、あなたに対して不愉快感を思っていることが多い。そんな時、あなたがミスをすると、ここぞとばかりに否定的な言葉を浴びせるのだ。だから、あなたのことを否定し続けるということ、はるか前からあなたに相当に怒りや不愉快なものを感じていた可能性が高い。こういう人と親しい関係になろうとしても、不可能に近いと思ったほうがいいだろう。