今どきの若者は胆力を感じない なぜ人事部は「イモトアヤコ」を欲しがるのか (2/5ページ)

2015.11.7 17:16

「英語が苦手なので」。海外赴任拒否には、他にも理由があるようで。

「英語が苦手なので」。海外赴任拒否には、他にも理由があるようで。【拡大】

 語学に自信がないというのは理解できるが、それは日本人なら多かれ少なかれ感じていることだろう。その英語力が極端に劣っているわけでもないだろうに、最近の若者の海外赴任に対する消極的な姿勢は際立っている。海外に活路を求めて生き残る以外に選択肢はない日本企業にとっては深刻な問題だ。

 「海外OK?」「はい」「インドは?」「……」

 それにしても、海外で働きたくないのによく入社試験をパスできたものだと思う。

 少なくとも大手企業にパスするには、能力要件として「海外志向」は不可欠だからだ。それに加えて、最近の面接のチェックポイントの1つが「海外に行かせても大丈夫か」というグローバル素養だ。

 語学ができるのにこしたことはないが、それ以上に大事なのは「胆力」と指摘するのが大手石油業の人事担当者だ。

 「赴任先はニューヨークやパリではありません。インドやベトナムなどの新興国が中心です。言葉は通じなくてもよい。物怖じしない肝が据わった度胸のある学生が欲しい。現地の文化に溶け込み、本音でぶつかり合えるような人物かどうかをチェックしています」

あえて未知の外国に挑もうとする胆力が感じられない…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。