数年前、靴ブランドの「クリスチャン・ルブタン」がブランドの象徴である赤い靴底“レッドソール”の商標権を侵害されたとして、「サンローラン」を訴えていた。
一審ではルブタン側の訴えが退けられたが、米連邦控訴裁判所はルブタンの“レッドソール”の商標権を一部認める判断を下した。なんでも、「靴底と靴のその他の部分が対照的な色使いである場合に限りルブタンのレッド・ソールの商標権が認められる」のだとか。
GRL関係者の逮捕がファッション界に与える影響は大きいといえる。これで安易な“コピー屋”は減少するだろうか。しかし、完全パクリは論外としても、袖に4本線もダメ、赤い靴底もダメ、あれもこれもダメとなれば、デザイナーも大変だなぁと思ってしまうのである。(杉山みどり)