【ファッションおたく】
デザイン完全パクリで逮捕 ブランドタグつけかえてもダメ!
パクリ? インスパイア? ある意味、ファッションの世界では“模倣”はまかり通っている。巷で売られている洋服が「サンローラン」と似ていたり、別の店に並べられたバッグは「セリーヌ“風”」だったり。似てはいるけれど、明らかに別物であれば、流行を意識した商品作りと捉えられる。しかし、まるっきり同じデザインとなれば、それはすなわち「パクリ(盗作)」なのだ。
先月末、若い女性に人気のファッションブランド「スナイデル」のデザインを模倣した衣服を売った通販サイト「GRL(グレイル)」を運営する衣料販売会社「Gio」(大阪市西区)社長と商品企画リーダーが不正競争防止法違反(商品形態模倣)容疑で逮捕された。デザイン盗用の立証が難しいとされるファッション業界。しかも、民事訴訟ではなく刑事事件に発展するのはかなり珍しいケースだ。
GRLは10~20代の女性をターゲットにした衣料品などを低価格で販売するサイトで、モデルの藤井リナさんやトリンドル玲奈さんら人気モデルを起用したり、ファッション誌での掲載をPRしたりして人気を集めていたようだ。