■「未来」感じる!?新鮮感覚
映画やゲーム好きにとって、いかに臨場感を味わえる映像環境を整備するかは永遠のテーマ。大型テレビやプロジェクターに加え、最近は新たな選択肢として、頭部に装着して目の前に“大画面”を映し出す「ヘッドマウントディスプレイ」が注目されています。今回は3Dにも対応するソニー「HMZ-T3W」(市価9万5千円程度)を通じて、その可能性を探ってみます。
T3Wは昨年11月に発売された最新モデル。本体とは別のプロセッサーユニットと、テレビやブルーレイディスクレコーダーといった再生機器をHDMIケーブルでつなぎ、ワイヤレス接続した本体を装着して映像やゲームを楽しむことができます。視界の大部分がふさがれるため、装着して動き回るのは危ないかもしれません。
今回は主にソニーの「プレイステーション3(PS3)」とつなぎ、DVDやブルーレイディスクで映像を鑑賞してみました。本体内側にはHD有機ELパネルが両目用に1枚ずつ搭載されており、装着することで仮想750インチ相当の映像が目の前に映し出されます。眼鏡をかけたままでも使用でき、まるで目の前に映画館のスクリーンが現れたかのような新鮮な感覚には驚くばかりでした。