LED電球、主戦場は「色切り替え」 パナソニックなど製品投入 (1/2ページ)

2014.6.8 07:02

 消費電力が少なく長寿命のため、家庭の省エネ用途で人気の高い発光ダイオード(LED)電球。普及が進んできたことにより、1つの電球で色を切り替えられる高機能な製品にも注目が集まっている。価格は単色電球の2倍程度と高価だが、収益性が見込めるため、パナソニックやシャープ、アイリスオーヤマがそれぞれ製品を投入し、新たな主戦場になりつつある。

 いずれの製品も、照明器具のスイッチを続けて押すことで光の色を切り替える。色の切り替えはシーリング照明などでは一般的になっているが、電球で切り替え可能になると、既存の照明器具をそのまま使用できるメリットがある。

 パナソニックは今月20日、2色の光を切り替えられるLED電球を用途に応じて3製品発売する。ダイニング用は食事の際に適した暖かみのある色と、子供の勉強時に適した昼光色を使い分ける。

 浴室用は、浴槽での長風呂向けのろうそくの明かりに近いリラックスできる色と、朝のシャワーに適した明るく爽やかな色の2種類。廊下用は電球色で廊下を明るく照らすほか、夜中にはトイレなどに起きる人向けにほんのりとした常夜灯にできる。常夜灯時の消費電力は0・5ワットで、電気代は年間35円程度という。

シャープは暖かみのある電球色と白色っぽい昼白色に加え…

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