24歳で起業し、生みの苦しみを経て、26歳で上場を果たす。ネットバブル崩壊など厳しい局面もあったが、アメーバ事業の立ち上げ・強化、スマートフォン(高機能携帯電話)向けサービスの開始などで会社を着実に成長させてきた。「完全な仕事人間。父と同じですね」と笑う。
即戦力が重視されがちなネット業界の中で、同社はあえて終身雇用を打ち出し、福利厚生を充実させるなど社員が長く働ける環境づくりに力を注ぐ。愛社精神を持ち、毎日生き生きと働いていた父の姿に「少なからず影響を受けている」。
スマホの急速な普及などもあり、ネット業界は「高度成長期」。愛社精神にあふれる社員とともに、さらなる急成長を目指す考えだ。(竹岡伸晃)