【くらしナビ】
目覚ましい普及を見せているスマートフォン(高機能携帯電話)。外出先でも手軽にインターネットやゲーム、動画などが楽しめるため、今や必須のツールとなりつつある。だが、同時に歩きながらの操作(歩きスマホ)で、駅のホームから転落するなどの危険な事故が発生しており、社会問題化している。
国土交通省によるとスマホやゲーム機などの携帯機器を操作していて駅のホームから落ちた事故は、同省が把握しているだけでも全国で平成23年度は18人、同24年度は19人に上ったという。
この事態を重くみた携帯電話各社などで構成する電気通信事業者協会(TCA、東京都港区)は、23日からJR西日本・大阪環状線の各駅(25日からはJR東日本・山手線内36駅)の自動改札機に「やめましょう、歩きスマホ。」のステッカーを貼り、事故防止を呼びかけ始めた。