大迷惑!レンタサイクルで暴走する中国人観光客 マナー悪く、逆ギレ当たり前? (2/7ページ)

ヤマト観光レンタサイクルでは電動アシスト自転車も貸し出しており、外国人に人気だ=奈良市
ヤマト観光レンタサイクルでは電動アシスト自転車も貸し出しており、外国人に人気だ=奈良市【拡大】

  • 奈良県警奈良署が商店街やレンタサイクルショップに配布している「歩行者と自転車の交通安全ガイド」。英語版と中国語版がある
  • 「自転車かごにはビニールに入ったおむつまで捨てられている」と話すヤマト観光レンタサイクルの花房真彦さん=奈良市
  • 近鉄奈良駅周辺をレンタサイクルで周遊する外国人とみられる観光客。歩道を猛スピードで走ったり、道幅いっぱいに横並びで走行したりするグループもいる=奈良市

 だが、経営する花房真彦さん(45)は「外国人のお客様の場合、自転車事故やトラブルがある」と話す。

 台湾から来た若い男女10人が電動アシスト自転車を借りたときのこと。東大寺周辺の下り坂を走行中、1人が急ブレーキをかけたため、後続が転倒。店には警察から連絡が入った。幸い軽傷で済んだが、一歩間違えば大事故だった。

 警察からは、「そちらで自転車を借りた韓国人が車と接触事故を起こしたが、保険には入っているのか」と連絡が入ったこともある。韓国人女性2人が車に自転車をぶつけ、そのまま通り過ぎようとしたため、車の運転手が呼び止めて警察に通報したという。花房さんは「『車にぶつけても気にしない』という文化なのか…。貸し出す前にルールやマナーは説明しているのですが、難しいですね」と話す。

 同店には事故などの報告はないが、街中で最も暴走が目立つのはやはり中国人のグループだ。家族連れらしき集団が下り坂の歩道を猛スピードで駆け下りたり、若い男女のグループが両側2車線の道幅いっぱいに広がって走ったり。歩行者の方が気をつけていないと、事故が起きかねない状況だ。

奈良を爆走する中国人観光客の姿を見ると、思い当たることがある