金ゼロ…中国・体操王国の凋落 「何が起きたか、全く分からない」号泣する選手も (1/2ページ)

 リオデジャネイロ五輪の体操競技に臨んだ中国選手の金メダル獲得数はゼロに終わった。これは、1984年に中国が五輪に復帰して以来、最悪の成績。ロイター通信は「北京五輪以来、“メジャー・プレーヤー”である中国の凋落が続いている」と厳しく論評している。

 「午前2時、3時まで眠れなかった。ウトウトもできなかったよ。何が起きたか、全く分からない。頭の中が真っ白になった…」

 体操最終日の16日、平行棒で銅メダルに届かず、4位という結果に終わった中国の●(登におおざと)書弟は、青ざめた表情でこう語った。

 平行棒に同じく臨んだ尤浩は、こともあろうにバランスを大きく崩し、不本意にも最下位に沈んだ。

1956年から五輪参加を辞退した中国は84年に五輪に復帰