五輪メダル欲しさに中国人漁る韓国卓球界 “裏技”養子縁組制度に批判の声 (1/4ページ)

 リオデジャネイロ五輪で各国・地域の代表選手が熱戦を繰り広げるさなか、韓国のソウル家庭裁判所は16日までに、韓国人夫婦による中国国籍の10代の卓球選手との養子縁組申請を却下した。リオ五輪でも中国からの帰化選手が名を連ねたが、養子縁組という“裏技”まで繰り出す韓国卓球界の浅ましさには、韓国国内からも批判の声があがっている。

 韓国の朝鮮日報(電子版)などによると、韓国人夫婦は今年初め、「中国の未成年の卓球選手を養子にし、国際大会に出場させたい」として、19歳の中国人女子選手との養子縁組を申請した。

 それに対し、ソウル家裁は国際大会への出場や、そのための国籍取得を疑問視。「選手は実の両親の下、円満な環境で成長し、中国の名門大学に進学した。原告夫婦とは特に親しい関係でもない。こうした点を考慮すると、養子縁組は選手を幸せにするものとは考えにくい」として申請を退けた。

チャンスを求めて外国に帰化する中国人選手が後を絶たない