ゴールデンウイーク(GW)前半の1日、北海道函館市の五稜郭公園では満開の桜を目当てに大勢の観光客でにぎわった。3月26日に開業した北海道新幹線効果でランドマークの五稜郭タワーの入場者は昨年の同時期の約3割増となったという。
公園内にはソメイヨシノ約1600本あり、今年の開花は昨年より3日遅く、平年より6日早い4月24日。26日には満開となった。公園を一望できる五稜郭タワーの今年4月の入場者数は約7万5千人。昨年同時期比の約1.3倍となった。
北海道新幹線で仙台市から家族4人で訪れた会社員、佐藤明弘さん(52)は「ドラえもん海底列車で青函トンネルの海底駅に止まったことがあったため、青函トンネルを新幹線で渡ってみたかった。仙台の桜は散ってしまったので、得した気分です」と楽しんでいた。
函館地方気象台によると、GW後半は天気が崩れるため、桜が楽しめるのは後数日の見通し。