こんな場所でお客は来るの? 悲願だった新ホテルは奈良の観光を変えるか (1/6ページ)

2016.3.27 07:15

 国内有数の世界遺産を抱えながら、ホテルや旅館の客室数が全国最下位の奈良県に、8年越しの“悲願”がかなった。日本初進出となる外資系高級ホテル「JWマリオットホテル奈良」が平成32(2020)年春、奈良市内に開業することが決まったのだ。だが、建設予定地は奈良公園など主要観光エリアから離れており、周辺は市役所やオフィスビルという環境。「こんな場所にホテルを建てても泊まりにくるのか」と不安視する声もある。果たして新ホテルは古都観光を変えるのか。

 奈良観光の“起爆剤”に…

 ホテルブランド名披露の記者会見は3月3日、東京都内のホテルで行われ、開発事業者の不動産大手「森トラスト」(東京)の森章社長と奈良県の荒井正吾知事、マリオット・インターナショナルの担当者らが出席した。

 奈良県の高級ホテル誘致計画は8年前、リーマン・ショックのあおりでいったん頓挫した苦い経験がある。それだけに荒井知事は喜びをあらわにし、「一流ホテルに来てもらい大変感激している。『国際観光都市・奈良』のブランド価値も上がり、県民の誇りにつながる」と胸を張った。

「奈良はシルクロードの終着駅でもあり、京都とはまた違った魅力がある」

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