「超人スポーツ」で世界は変わるか 常人が最強アスリートを超える日 (2/4ページ)

2016.2.7 07:30

風船に入って飛びながらぶつかり合う「バブルジャンパー」

風船に入って飛びながらぶつかり合う「バブルジャンパー」【拡大】

  • 「超人スポーツフォーラム」で話す慶大院の中村伊知哉教授(左端)
  • 超人スポーツの可能性について話す神山健治監督(右)と吉崎航氏

 最先端の技術によって、最強のアスリートを普通の人が超える。その可能性は、神山健治監督が手掛けたアニメーションシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の中で、高い身体能力や情報処理能力を見せるサイボーグたちの様子からうかがえる。もっとも、フォーラムに登壇した神山監督は、元の肉体が持っていた限界を、超人になっても超えられない可能性を話した。

 「攻殻機動隊 S.A.C」には、全身義体化されたボクサーが登場するエピソードがある。「その時にシミュレーションしていたのが、パラリンピックの方が、エンターテインメント性が上がるのではないかということ。人間が自分本来の能力で競い合うのがスポーツなら、技術的なスペックを競いあう部分がプラスアルファされる」。

 強さや速さはサイボーグ化によって大きく向上する。普通のオリンピックより、テクノロジーが使えるパラリンピックの方が、競技として派手になるという訳だが、それでも「脳の中でイメージできる以上のこと、体験していないことは、ロボットになっても出来ないのではないか」といった疑問が浮かんだという。

「何でもできてしまうと、それなら良いじゃんとなってしまう」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。