--軌道投入は成功するとみられるという理解でよいか
「はい」
--失敗した宇宙機を再挑戦して戻したことへの思いは
「こういったケースは世界でも非常に珍しいと思う。探査機は一部壊れたが、残りが無事だったことが非常にラッキーだった。また(前回)噴いたのが2分間で、5年後という短い時間で金星に会合するチャンスがあり、運が良かった。もし全然噴かないとか6分、8分噴いたとなると、全然違う軌道に乗っていたかもしれない。こうしたことを千載一遇のチャンスととらえて何とかものにしたことに、メンバー、特に工学チームの底力を感じた」