「攻殻機動隊」の世界を現実に プロジェクト始動、「義体」「電脳」の可能性 (1/4ページ)

2015.7.19 07:01

筋肉が動く際に出る電流を感知して動く義手

筋肉が動く際に出る電流を感知して動く義手【拡大】

  • 「攻殻機動隊REALIZEPROJECT」実行委員長を務めるプロダクション・アイジーの石川光久社長
  • 玩具や映画に登場する変形ロボット「トランスフォーマー」を現実化しようとするプロジェクト
  • 離れた場所にあるカメラでとらえた景色をVRヘッドマウントディスプレイで見る装置

 漫画やアニメーションに出てくるテクノロジーを、現実のものにしようとする動きが活発だ。士郎正宗氏の漫画や、これを原作にしたアニメーション「攻殻機動隊」に登場するサイボーグや人工知能といったテクノロジーを、広く才能や知識を募って現実化させようとする「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」が発足。アニメーション業界だけでなく、研究者や技術支援ファンドも交えた取り組みが始まっている。

 6月12日に東京・六本木で行われたプロジェクトの発表会。実行委員長で、アニメーション制作会社のプロダクション・アイジー社長を務める石川光久氏は、「今の技術では実現できない『攻殻機動隊』の技術や、作品に描かれてはいなくても『攻殻機動隊』に出てきそうな技術を現実化するものだ」と、プロジェクトの目的を説明した。

 プロダクション・アイジーでは、押井守監督の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」や神山健治監督の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、6月20日に公開された「攻殻機動隊 新劇場版」を制作。そこには、身にまとうと姿が消える「光学迷彩」や、脳以外は全身が機械となった「義体」、ネットワークを介して意識を共有する「電脳」などのテクノロジーが描かれていた。

プロジェクトの発表会には、自分が頭を動かすと、離れた場所の…

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