日米の巨大ロボットが格闘戦で対決へ。人が搭乗して操縦する巨大トイロボット「クラタス」を開発した日本のロボット製作ユニット「水道橋重工」は、米国のロボット開発チーム「MegaBots(メガボッツ)」から申し込まれたロボット同士の“決闘”を受けて立つと発表した。水道橋重工を率いる造形美術家で鍛冶師の倉田光(みつ)吾(ご)郎(ろう)氏(42)は「巨大ロボットは日本の文化。他の国に勝たせるわけにはいかない」と意気込む。鉄人28号、マジンガーZ、ガンダム、トランスフォーマー、エヴァンゲリオン…等々、営々と系譜が受け継がれる伝統を日本が死守できるのか、海外からも注目されている。
動画で「果たし状」
メガボッツは6月30日、この日完成したばかりの米国初の搭乗型巨大ロボ(2人乗り)「メガボッツ・マーク2」を動画で公開。この中で、共同開発者の一人、グイ・カバルコンティー氏が「水道橋! 君たちには巨大ロボットがある。僕たちも巨大ロボットを手に入れた。次に何が起きなきゃならないか分かるだろう? 決闘を申し込む。1年後に戦おう」と挑戦状をたたきつけた。