加熱式たばこの販売競争で火花、JT社長「10年戦争の始まり」 各社の専門店開設相次ぐ (2/2ページ)

2017.3.3 06:05

3社の加熱式たばこの比較
3社の加熱式たばこの比較【拡大】

  • 米フィリップ・モリスが新しく発売する加熱式たばこ「アイコス」の本体と専用たばこ。従来よりも充電時間を約20%短縮した

 JTによれば、国内たばこ市場に占める加熱式の構成比は昨年末で5%程度。これが今年末には15%まで上昇する見通しだ。加熱式は紙巻きと同様に葉たばこを使うが、火で燃焼させずに、電気で熱して蒸気を吸う仕組み。喫煙時にベランダに追いやられていた“ホタル族”も、リビングで堂々と吸えるなどとして人気に火が付いた。

 PMIによれば、禁煙スペースでもアイコスが吸える飲食店などの施設は全国で1万カ所以上あり、増える傾向にあるという。

 しかし、政府は訪日外国人が増える2020年東京五輪・パラリンピックなどを見据え、受動喫煙対策を強化する方針だ。厚生労働省は加熱式について「受動喫煙の影響が明らかでない」(担当者)とし、規制の対象にするかを今後判断する考えだ。仮に飲食店での禁煙など紙巻きと同様に規制されれば、普及に冷や水を浴びせかねない。(大柳聡庸)

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