【スポーツbiz】五輪報道、主役はテレビからネットへ 桁違いに増えた配信時間 (2/3ページ)

2016.8.17 12:00

リオ五輪アリーナでの練習を終えスマートフォンの自撮りで記念撮影する体操日本代表選手ら。会場では選手、観客ともスマホで自ら情報を発信・交換する姿が目立っている=3日
リオ五輪アリーナでの練習を終えスマートフォンの自撮りで記念撮影する体操日本代表選手ら。会場では選手、観客ともスマホで自ら情報を発信・交換する姿が目立っている=3日【拡大】

 ◆相乗効果に期待

 テレビとの関係においても大きな変化がみられた。

 米国での放送権を有するNBCは陸上、水泳、体操など、米国で人気のある競技以外はテレビで生中継せず、ネットによる中継を実施。特設サイトは20億ページビュー(PV)、ストリーミング映像の視聴は1億5900万回を記録した。注目は、テレビ視聴も増えたことだ。携帯端末やパソコンでの視聴がテレビ視聴にも好影響を与え、総視聴者数は史上最多の2億1940万人を数えた。

 ロンドン五輪では日本でもNHKや民放各局がサイトを特設した。しかし、サイト自体の存在を知る人が少なく、NBCほどの効果をあげ得なかった。

 NHKにしても民放にしても今回、テレビ中継のなかで盛んにインターネットサービスの利用を視聴者に呼びかけている。テレビとネットの相乗効果を期待する様子が見て取れよう。

 NHKは20年東京大会を意識し、実験的に総合テレビで放送する番組を同時にネットでも流す「同時配信」を始めた。特設サイトでは、地上波で放送されない競技種目を現地音声のみの生中継、ライブストリーミングで約2000時間、ハイライトを約2300時間配信する。

 民放も132社の共同サイト「gorin.jp」で、ライブストリーミングを約2500時間、2000本以上のハイライト動画を流す。いずれも、携帯端末やパソコンで情報を得る若い年齢層を狙った試みだ。

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