小規模の謎解き制作集団や個人のクリエイターが、自分なりの謎解きを作って「ロケなぞ」上に発表。ユーザーがこれをプレーすることで、クリエイター側に収益が還元される。端末上で遊ぶゲームアプリの制作・販売とは違った、謎解きコンテンツの制作という才能を発揮できる場となりそうだ。
ナムコではこれまでも、謎解きゲームの情報を集めたポータルサイト「なぞとも.com」を展開して情報発信を行ってきた。謎解き制作集団らの協力も得ながら、小部屋の中に設定された謎解きを楽しむ施設「なぞともCafe」を、東京都の歌舞伎町や大阪の難波で展開している。
4月には、いったん終了していた東京都渋谷区にも「なぞともCafe428」を再オープンして、サウンドノベルゲームの名作「かまいたちの夜」に最大4人で挑戦する謎解きゲームなどを設置。カラオケボックスで歌うのとは違った、仲間内での時間の過ごし方を提案している。海外でも中国やロンドンなどに施設を作って、世界に謎解きの面白さを広めている。
ナムコではこの「なぞともCafe」をさらに増やして、2016年度中に20店舗、3年後には50店舗にまで増やしていく考え。新しく始めた「ロケなぞ」も拡充して、リアルゲーム事業としての「なぞとも」ブランドを大きく伸ばしていく。