大手百貨店や総合スーパーなどの中元商戦が始まった。スマートフォンの普及によってインターネット経由での購入者が増えたり、自分用や親しい人にこだわりの品物を贈る傾向が強まっており、各社は高級感のある独自商品で顧客の取り込みを図っている。
13日からインターネットによる販売受付を始めた三越伊勢丹ホールディングスは、日本橋三越本店(東京都中央区)で浴衣や法被姿の店員約50人が集まって出陣式を行った。
同店の栗原憲二営業統括部長は「商品選びをぜひ楽しんでもらい、明るい話題を提供したい」と意気込みを述べた。同社は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開催される三重県と連携し、松阪牛のハンバーグとビールのセットなどを売り出す。
イオンも、三重県創業をアピールして、同県産伊勢エビ2尾セット(1万584円)や伊勢木綿トートバックと和菓子のセット(1万584円)などの商品を取りそろえた。