大手企業で運動会など再評価 一体感醸成に効果「リアルな交流できる」 (1/2ページ)

2016.2.18 05:45

昨年8月に両国国技館で三越伊勢丹ホールディングスが開催した社内運動会で、綱引きで汗を流す社員ら(同社提供)

昨年8月に両国国技館で三越伊勢丹ホールディングスが開催した社内運動会で、綱引きで汗を流す社員ら(同社提供)【拡大】

 百貨店大手の松屋が社内運動会を20年ぶりに復活させるなど、大手企業で社内運動会などの社内行事を開催する動きが出ている。景気低迷や、仕事と私生活を分けて考える人が増えてきたことなどを理由に減少傾向だったが、ここ数年で再開する企業が目立っている。IT化の進展や業務の細分化に伴い、部門が異なるとなかなか顔を合わせることのない社員の一体感醸成に効果があると再評価されているようだ。

 松屋は1996年以来、20年ぶりの社内運動会を6月に行う。百貨店業界では、三越伊勢丹ホールディングスが昨年8月、2008年の三越と伊勢丹の統合後は初めてとなる社内運動会を両国国技館(東京都墨田区)で開催。グループ各社から3000人が参加し、綱引きやリレーなどで汗を流した。大西洋社長も「労働環境をよくするための取り組みは進める」としており、定期的な開催に意欲を見せる。

 みずほフィナンシャルグループは昨年10月、02年の経営統合後初となる社内運動会を開催した。同社は「銀行や証券、信託銀行などグループの社員が一堂に会して作業をすることで一体感を醸成する狙い」と説明する。金融業界では、三菱UFJフィナンシャル・グループもグループ発足後初の運動会を開催した。

「リアルなコミュニケーションの場として求められ、一定の効果がある」

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