なぜ女性は「目先のお金」にとらわれ、男性は「スペック重視」になるのか (1/6ページ)

2016.2.6 17:08

 目先のお金にこだわるのは個体差で性差ではないのではないか? と思ったが、データを調べてみると、むむむ、男女差がくっきりと表れてきたのである。

 「数学的才能に男女差はありません」と言うのは、心理学者の伊東明さんだ。確かにテストの成績を見ても、むしろ点数は女性が高い(表1参照)。

 「しかし投資などを例にすると、数字のとらえ方には明らかに男女差が見られます。例えば、リスクが多少あっても高配当で儲かりそうな株を買いたいと考えるのは主に男性ですが、毎月分配型の投信のように、定期的に安定した収入を確保できる商品を選ぶ傾向が女性は強い」

 能力に違いがないのであれば、何がその差を生み出しているのだろうか?

 「生物学的に言えば、男女のホルモン差は確かにあります。男性ホルモンのテストステロンは、目標達成や勝ち負けにこだわるといったことに作用するため、基本的に男性は理詰めで話し、相手より優位に立とうとする傾向が見受けられます。

 一方、女性ホルモンのエストロゲンは、ほかの人とのつながりや安定といった共感を求める方向に働きます」

先天的な生物学的要因に加えて、後天的な要因、すなわち…

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