セブン&アイ・ホールディングスの新社長に昇格する子会社のセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO、58)は8日までにフジサンケイビジネスアイの取材に応じ、鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO、83)の退任後の処遇について、「名誉顧問や特別顧問とか名称はいくつか出ているが、顧問として残っていただく」と述べた。
社外取締役から反対意見が出ていた最高顧問については、「全部の上という感じで収まりが悪い」と否定した。
鈴木氏の後を受ける形でグループトップとなることについては、「身の引き締まる思い。一生懸命務めさせていただく」と述べた。井阪氏の社長退任を提案し、対立した鈴木氏については、「入社以来薫陶を受けてきて、心から尊敬している」と強調。