対照的にコンビニと百貨店は好調だった。コンビニ大手3社はいずれも過去最高の営業利益を確保。いれたてコーヒーやプライベートブランド(PB=自主企画)商品の販売が大きく伸びた。
訪日客の免税売り上げが好調だったJ.フロントリテイリングと高島屋の2社も増収増益を確保した。
■流通各社の2016年2月期決算
(売上高/営業利益/最終利益)
≪流通大手≫
・イオン
8兆1767(15.5)/1769(25.2)/60(▲85.7)
・セブン&アイ・ホールディングス
6兆457(0.1)/3523(2.6)/1609(▲7.0)
≪百貨店≫
・J.フロントリテイリング
1兆1635(1.2)/480(13.9)/263(31.8)
・高島屋
9295(1.9)/329(3.0)/238(5.5)
≪コンビニエンスストア≫
・セブン-イレブン・ジャパン
4兆2910(7.1)/2350(5.2)/1629(18.9)
・ローソン
2兆495(4.5)/725(2.9)/313(▲4.0)
・ファミリーマート
2兆55(7.8)/487(20.6)/210(▲17.9)
※単位:億円。カッコ内は前期比増減率%。▲はマイナス。セブン-イレブン・ジャパンは単体、他は連結。売上高は流通大手と百貨店は営業収益、コンビニエンスストアはチェーン全店売上高