「井阪社長の発言にがっかり」「なんで息子の話が出てくるのか」セブン鈴木会長辞任会見 一問一答詳報 (1/5ページ)

2016.4.7 23:04

記者会見で退任を表明する鈴木敏文氏

記者会見で退任を表明する鈴木敏文氏【拡大】

  • セブン&アイ・ホールディングス決算記者会見で退任を表明する鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長最高経営責任者CEO)=7日午後、東京都中央区八重洲(宮川浩和撮影)
  • 記者会見するセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文CEO。辞意を表明した=7日午後、東京都中央区
  • セブン&アイ・ホールディングス決算記者会見で退任を表明する鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長最高経営責任者CEO)=7日午後、東京都中央区八重洲(宮川浩和撮影)
  • セブン&アイホールディングスの設立記者会見後、握手する役員ら=2005年4月、東京都千代田区

 セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者の会見での一問一答の詳細は次の通り。

 --具体的に引退を決意したのはいつか。取締役会ではセブン-イレブンの社長人事についてどんなやりとりがあり、会長の受け止めは

 「役員会の席でも(HD取締役として出席している)井阪社長も発言した。そこでも井阪君は、自分1人でやってきたという発言を繰り返したので、すごくがっかりした。普段は叱責しないような役員も『よくそんなことが言えたものだ』というようなことをいった人がいたのが実態だ。そのような状況で井阪氏を信任してやっていくのは将来に禍根を残すと思い、役員会が終わった後、急遽、引くと言うことを伝え、今日記者会見すると伝えた。村田社長らは引き留めてくれたが、私は先ほど申し上げたように、過去最高益を出し続けてきた。そして今年度もまあ最高益を出せるだろうと思った。1つのお荷物といわれているイトーヨーカ堂もなんとか見通しがつく状態になった。そういうわけでは決して私が逃げ出す訳ではないが、十分納得できた。したがって決めたのは今日だ」

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