トヨタ自動車は1日、愛知県豊田市の本社で入社式を行った。豊田章男社長は、新入社員に対し「世の中はどんどん変化しており、過去に通用してきた成功体験や理屈だけでは今後の持続的な成長は望めない。失敗を恐れず勇気を持って挑戦してほしい」と訴えた。
入社式には、前年度より735人多い2239人の新入社員が作業服姿で出席した。ほかに役員や労働組合の代表者ら約200人が参加。豊田社長はあいさつで「『お客さま第一』と『現地現物』の大切さを忘れることなく、実践していただきたい」とも話した。
新入社員代表で、福井県小浜市出身の太田幸さん(18)は「激励と期待の言葉を心に刻み、トヨタの将来を担うべく努力する」と述べた。