東京都は28日、トヨタ自動車の立ち乗り電動二輪車「ウィングレット」を公道で走らせる実証実験を臨海部の江東区で始めた。昨年7月に道路運送車両法の施行規則などが改正され、全国で実証実験が可能になった。
この日はトヨタの社員がウィングレット4台に乗って歩道を走り、転倒しやすい場所がないかなどを確認した。今後、安全性を確認しながら2020年東京五輪・パラリンピックに向け本格的な導入を目指す。
都によると、実証実験の期間は約1年間。都とトヨタによる試験走行のほか、運転免許証の所有者を対象に、月に2回ほど無料で体験乗車会を開く。
立ち乗り電動二輪車を使った実証実験は、構造改革特区に指定された茨城県つくば市や愛知県豊田市で実施されていた。