欧州を中心にサーキット走行を楽しむファンの要望は強く、15年3月の発売から初年度で年2800台程度の販売を計画する。日本では道路事情などから09年モデル以降の販売はないが、逆輸入車は少なくない。
操縦の楽しさ強調
日本メーカーのモンスターマシン投入が相次ぐのは、大型バイク市場で欧米勢に対抗するためだ。同市場は独BMWや伊ドゥカティ、米ハーレーダビッドソンなど欧米メーカーがブランド力でリードする。だが、日本勢はスポーツ性を重視したモンスターマシンを投入して「操縦の楽しさをアピールし、長距離のツーリングを楽しむモデルの多い欧米勢と差別化する」(業界関係者)。
日本勢が持ち前の技術力で“ぶっちぎり”の性能を示せるかどうか。モンスターマシンが大型バイク市場での巻き返しの契機になりそうだ。(会田聡)