ユニクロの7月の国内既存店売上高は前年同月比1.5%減と、33カ月ぶりに2カ月連続の前年割れとなった。品ぞろえした製品が飽きられ若い男女などを中心に来店機会が減ったことなども響いたとみられる。しかも通常の秋冬商品については今季、平均10%値上げして投入。値上げに伴う客離れも予想されるだけに、販売の改善には「新たな話題の提供」が急務となっていた。
25日、会見したファストリの勝田幸宏執行役員は、今回のコラボについて「(販売回復への)新たなチャレンジだ」と強調。売り上げ減の逆風の中、新たな取り組みによって、消費者の購買意欲をどれだけ喚起できるかが、国内販売の行方を左右することになる。