ドローンでは、ラジコンメーカーの京商が、4枚のプロペラーを回して飛ぶ製品を出品していた。このうち「クアトロックスWiz」は全長・全幅がそれぞれ12・5センチと小型で、30万画素のカメラを搭載して6分ほど飛行させられる。京商では大型のドローンも用意して市場拡大を目指しているが、それだけに事故や事件は避けたいところ。おもちゃショーでは、操縦に当たっての注意点を書いたチラシを配布して、安全に配慮して遊ぶよう呼びかけていた。
ハイテクぶりで注目を集めていたのが、タカラトミー(葛飾区)の「リニアライナー 超電動リニアL0系」だ。JR東海が導入を進める「超電導リニア」を模した玩具で、本物と同様にレールから浮き上がって高速で走る。玩具では世界初ということもあり、おもちゃ大賞のイノベイティブ・トイ部門で大賞を受賞した。税抜3万5000円と子供には高い製品だが、夢に描いたリニアを家で楽しめるとあって、大人の注文を集めている。
イノベイティブ・トイ部門で優秀賞を受賞したのが、タカラトミーアーツ(葛飾区)の「おえかきすいそう ピクチャリウム」。iPhoneの画面に水そうの様子を映し出したまま、専用のケースの上に乗せると、正面から水の中を泳ぐ魚の様子が鏡に反射して見られる。iPhoneのカメラから、専用のシートに描いた魚や食べ物の絵を読み込ませると、画面に同じ絵が現れて水そうの中を泳ぎ回る。