供給する部品メーカーにとっても、ドローン市場の拡大は好機だ。日立マクセルは、ドローンに供給しているリチウムイオン電池を出展。英マン島の電動バイクレース向けの開発で培った電池で、出力が大きく高温にも強いのが特徴という。
ドローンの用途は、業務用のほか、飛ばして楽しむ趣味用もある。ハイテックマルチプレックスジャパン(東京)は、海外メーカーのライセンス契約を結んで輸入販売しているドローンなどを展示。手のひらサイズなど、1万円台で購入できるドローンが並んだ。仏パロットも、消費者向けの高級ドローンなどをアピールした。
規制の動きについて、アミューズワンセルフの冨井氏も、「飛行が禁止された区域を飛べないように設定できるので問題ない」と話す。プロドローンの河野雅一社長は「法整備により、産業用としてのドローンが認知され、本格的な市場拡大が始まる契機になる」とむしろ歓迎のスタンスだ。
国際ドローン展には、約50社が出展。22日まで開催している。