三菱電機は2日、2015年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想より200億円多い4兆2400億円に、営業利益は150億円多い2900億円に、最終利益は100億円多い2000億円に、それぞれ引き上げた。修正前の水準ですでに両利益とも7期ぶり最高益を見込んでいた。中国のスマートフォンメーカーの生産拡大などで、工場向けのFA(ファクトリー・オートメーション)システムの販売などが好調だった。
同日発表した2014年4~12月期連結決算は、売上高が9.4%増の2兆9832億円、営業利益は40.6%増の2013億円、最終利益は53.4%増の1456億円。FAシステムを含む「産業メカトロニクス」分野の10~12月期の営業利益は419億円で、四半期として過去最高だった。