東京スター銀行の江丙坤会長「日本進出は親日の創業者の遺志」　一問一答 (2/2ページ)

　－－日本企業が東南アジアに進出する場合に台湾企業と組むメリットは

　「東南アジアの経済は華僑が握っている。台湾人は言葉が通じるしコネクションも充実している。こうした仲介を増やせば、スター銀の業績はアップする」

　－－日本の地方銀行は人口減少で単独での生き残りが難しくなってくる。邦銀のさらなる買収は

　「当分はスター銀との協業を優先させる。中国信託としてはチャンスがあれば、他の地銀買収を考えているかもしれない」

　－－スター銀の人員削減はしないと聞いているが、将来的な業績見通しは

　「今年度の業績をみて、親会社の中国信託が新年度計画を考えることになる」

　－－日本は消費税増税が景気の下押し要因になっているが、再増税については

　「増税で消費が落ち込んだので、再増税は慎重に判断してほしい。個人的には無理に再増税を決めない方がいいと思う」