【書評】『李登輝より日本へ 贈る言葉』李登輝著 なぜ台湾は親日なのか? (1/2ページ)

2014.7.20 10:35

「李登輝より日本へ贈る言葉」

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 ■なぜ台湾は親日なのか?

 日本人以上に日本を知悉(ちしつ)する台湾の李登輝元総統に、いつかご執筆願いたいと思っていた私に、その想(おも)いを強くさせたのはあの大震災でした。

 現代のわれわれ日本人は、今現在、国際社会において自らに直接関係する出来事の背景を、特に歴史的なそれをほとんど知らずに生きています。未曽有の災害をもたらした東日本大震災。多くの国々が援助の手を差し伸べてくれた中で、突出した200億円とも220億円ともいわれる多額の義捐(ぎえん)金を寄せてくれたのが台湾でした。

 なぜ台湾があれほどまでに絶大な支援の手を差しのべてくれたのか? 「台湾は親日だから」という漠然とした認識しかない私たち。ではなぜ台湾は親日なのか? 同じく日本の統治下にあった韓国となぜこんなにも違うのか? 明確に答えられる日本人が今どれほどいるでしょうか。

「私は純粋培養された日本人なのだ」

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