イオン、オーガニック拡充 厳しい基準クリア、日用品や衣料品も充実へ (3/3ページ)

2014.10.20 06:11

イオンのPB「『トップバリュグリーンアイ』オーガニックシリーズ」。有機食品120品目を全国4000店舗で売り出した(同社提供)

イオンのPB「『トップバリュグリーンアイ』オーガニックシリーズ」。有機食品120品目を全国4000店舗で売り出した(同社提供)【拡大】

  • イオンが扱う有機食品は日米欧で認証を取得した。左から「有機JASマーク」(日本)、「USDAオーガニックマーク」(米国)、「ユーロリーフマーク」(EU)

 メニューをみると、「ドレッシング オリーブオイル・バルサミコ酢」(236ミリリットル、税込み494円)は米国で生産し有機JAS認証を受けている。日本人に合わせて、容器をコンパクトにするなどの工夫をした。

 中国・福建省の有機茶葉を100%使用した黒ウーロン茶(500ミリリットル、128円)、欧州産の有機デュラム小麦を使い、南イタリアで作ったスパゲティ(500グラム、213円)などメニューは多種多様。キャンディーやシリアル、みそ、酢もある。

 イオンによると、オーガニック食品の国内の市場規模は1300億円。米国の3兆2000億円、ドイツの1兆円、フランスの5700億円と比べると、まだまだ小さい。「日本の消費者のニーズは大きい」(イオントップバリュの仲谷正員常務)とみて、今後は日用品や衣料品も充実させる方針だ。

 消費税増税による個人消費の回復遅れなどで、スーパーには厳しい風が吹いている。イオンはPBの品ぞろえを充実させ、消費者にアピールする手段の一つとして「環境」「健康」をキーワードにする考えだ。(山口暢彦)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。