メニューをみると、「ドレッシング オリーブオイル・バルサミコ酢」(236ミリリットル、税込み494円)は米国で生産し有機JAS認証を受けている。日本人に合わせて、容器をコンパクトにするなどの工夫をした。
中国・福建省の有機茶葉を100%使用した黒ウーロン茶(500ミリリットル、128円)、欧州産の有機デュラム小麦を使い、南イタリアで作ったスパゲティ(500グラム、213円)などメニューは多種多様。キャンディーやシリアル、みそ、酢もある。
イオンによると、オーガニック食品の国内の市場規模は1300億円。米国の3兆2000億円、ドイツの1兆円、フランスの5700億円と比べると、まだまだ小さい。「日本の消費者のニーズは大きい」(イオントップバリュの仲谷正員常務)とみて、今後は日用品や衣料品も充実させる方針だ。
消費税増税による個人消費の回復遅れなどで、スーパーには厳しい風が吹いている。イオンはPBの品ぞろえを充実させ、消費者にアピールする手段の一つとして「環境」「健康」をキーワードにする考えだ。(山口暢彦)