イオン、オーガニック拡充 厳しい基準クリア、日用品や衣料品も充実へ (2/3ページ)

2014.10.20 06:11

イオンのPB「『トップバリュグリーンアイ』オーガニックシリーズ」。有機食品120品目を全国4000店舗で売り出した(同社提供)

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  • イオンが扱う有機食品は日米欧で認証を取得した。左から「有機JASマーク」(日本)、「USDAオーガニックマーク」(米国)、「ユーロリーフマーク」(EU)

 イオンの柴田英二執行役グループ商品最高責任者は「こうして作られた有機農産物や有機畜産物、加工食品は多様な生態系や環境の保全に役立つ」と強調する。化学的に合成された保存料や着色料を使っていないので、消費者の健康志向にもかなっている。

 イオンは国内の大手小売りとして初めて、農水省から、有機農産物を使った加工食品を輸入できる「認定輸入業者」の資格を取得した。これにより、「生産コストを抑え、消費者へ手ごろの価格で提供できるようになった」(同)という。

 具体的には、資格を持っていることで日本の「有機JAS」のロゴのパッケージなどへの印刷を海外の工場でできるようになる。資格がなければ海外では印刷できず、商品をいったん日本国内へ輸入してから、シールを貼るなどしなければならない。イオンによると「一般的に、国内でシール1枚を貼ると関連作業も含め15~30円のコストがかかる」。海外で印刷できるようになると、それだけコストが下がり、販売価格を安くできるという。

イオンによると、オーガニック食品の国内の市場規模は1300億円…

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